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慈恵大学附属青戸病院の医療事故の判決と再発防止について

慈恵大学附属青戸病院の医療事故の判決について

慈恵大学附属青戸病院における腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍摘除術の医療事故に関係した医師3名に対して、平成18年6月15日に東京地方裁判所で判決が言い渡されました。

改めて、亡くなられた患者様とご遺族の皆様に対して衷心よりお悔やみ申し上げます。

日本泌尿器科学会ならびに日本Endourology・ESWL学会はこの判決を厳粛に受け止めております。この医療事故については、両学会では特別委員会を設置し、入手しうる資料を基に手術手技・手術管理を中心に検討し、当該手術に関する意見書を作成して関係分野に上申してきました。新しい腹腔鏡下手術は、従来の開腹手術と比べて、低侵襲性の点では大きな利点がある反面、その手術手技の特性から高度な技術の修得が求められています。

両学会は共同して「泌尿器科腹腔鏡技術認定制度」を独自に設けて、会員の腹腔鏡技術評価を厳格に実施し、「腹腔鏡下前立腺全摘除術を施行するにあたっての指針」を定めてきました。本年4月には、腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術が保険診療として認められ、日本泌尿器科学会と日本Endourology・ESWL学会は、泌尿器科腹腔鏡手術における医療技術と医療安全管理を更に改善・充実させるとともに、医療事故の再発防止に取り組んでおります。

今後も、会員一同、安全で質の高い医療の提供を目指して、真摯に努力してまいります。

平成18年6月15日
日本泌尿器科学会 理事長 奥山 明彦
日本Endourology・ESWL学会 理事長 平尾 佳彦

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